吽字義
本書は吽(ウン、フーム、huum)という字を字相と字義との二方面から解釈したものであるが、その思想は理趣釈、金剛頂経釈字母品、守護国界主陀
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即身成仏義
弘法大師の思想の中核は何かと言えば、即身成仏思想だと断定して誤りがなかろう。それは大師が入唐求法中に、不空三蔵の思想及び恵果阿闍梨の思想の
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弁顕密二教論
平安時代の初頭に、法相・三論・華厳・律・倶舎・成実・天台の諸宗の間に新たな真言宗を開くためには、真言密教と従来の諸宗たる顕教と対比して両者
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秘密曼荼羅十住心論
『秘密曼荼羅十住心論』(略称『十住心論』)十巻は、『秘蔵宝鑰』(略称『宝鑰』)三巻とともに、空海の主著である。古来、前者を広論、後者を略論
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秘蔵宝鑰
上・中・下の三巻よりなる。略称、『宝鑰』。淳和天皇の勅命により、天長七年(830)に各宗の教義書を差出したとき、空海は『秘密曼荼羅十住心論
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声字実相義
声字実相という言葉は大日経疏巻七に「如来の一一の三昧門の声字実相は有仏無仏法として是の如くなるが故に」と説かれるところに見出され、それは大
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般若心経秘鍵
古来般若心経の註釈書はきわめて多数に上るが、それらはいずれも大般若経の精要を略出したものと見て解釈している。しかるに本書は、弘法大師が密教
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三教指帰
『三教指帰』は弘法大師空海が延暦16年(797)12月に作ったように書いてあり、空海24歳の時の作品である。けれどもほとんど同じ内容の『聾
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