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般若心経は真言を説いたお経

  『般若心経』ほど、一般によく知られよく唱えられる仏典はありません。日本の仏教各宗では日蓮宗や浄土真宗を除きどこでもこのお経を常用経

第1章  真言を説いたお経

第1節  祈りの言葉   人はいろんな場面で祈ります。明日の天気を祈り、旅の無事を祈り、家族の幸せを祈り、病気の平癒を祈り、死者の冥福を祈り

第2章  四層の建物

第1節  自分とは何か   自己の究明こそ、仏教に限らず、古来よりインドのすべての哲学・宗教の根本的なテーマでした。もちろんそれは〈私たち〉

第3章 「空」とは何か

第1節  一切の苦厄を度す 観自在菩薩が深遠な般若波羅蜜多の行をしている時、(わが身は)五蘊なり、(しかもその五蘊は)皆空なりと照見した。 

第4章 「諸法」とは何か

第1節  キーワードは「諸法」  続く本文は次のとおりです。   舎利子よ、是の諸法は空相にして、不生にして不滅、不垢にして不浄、不増にして

第5章 「諸法」のヴィジョン

第1節  お釈迦さまの「説法」とは?  お釈迦さまが最初に説法をされたインドのサールナートは「初転法輪の聖地」として知られています。この「説

第6章 仏母般若波羅蜜多の咒(マントラ)

第1節  文章上の厄介な問題  得る所なきを以っての故に、菩提サッタは般若波羅蜜多に依るが故に、心にケイ礙なし。ケイ礙なきが故に、恐怖あるこ

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