虚空蔵院のはたらきを、利他の実践によってさらに成就させる諸尊による院。
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●虚空蔵院の下部(西方)。
●蘇悉地=悟りの境地に達すること。
●不空供養宝菩薩、孔雀王母菩薩など、計17の菩薩、羅刹、侍者で構成される。
●本来は虚空蔵院の第3列なるも、上部の釈迦院・文殊院2院に対称して虚空蔵院に上院・下院を設け、下院を蘇悉地院としたといわれる。
●虚空蔵院が仏部・金剛部・蓮華部の諸尊のはたらきの円満(仏果徳)をあらわし、蘇悉地院の諸尊がその果徳を(利他の)実践によってさらに成就することが意図されている。
●この院を第三重とする説あり。
●『大日経』等の経軌にはこの院なし。