金剛界曼荼羅胎蔵曼荼羅
一印会
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一印会
一印会について

一印会は大日如来一尊で表されます。

1.大日如来

[読み] だいにちにょらい
[梵名] マハー・ヴァイローチャナ・タターガタ
[梵名表記] mahāvairocanatathāgata
※以下タターガタは略す

●梵名マハー・ヴァイローチャナは、「すぐれて(法界に)あまねく(仏智の)光明を照らす者」の意、音訳して摩訶毘盧遮那(マカビルシャナ)、太陽(神)のイメージ。
●金剛界曼荼羅の主尊、両の手で智拳印(最上菩提印)を結ぶ。
●「五仏」(五智如来)の中心、「五仏」の本性である「五智」(法界体性智・大円鏡智・平等性智・妙観察智・成所作智)のうち「法界体性智」(真如・法如そのものの智)を本性とする。
●宇宙の真理(真如・法如)のはたらきがそのまま法身大日如来の意志であるという堅固な智慧(仏智・法界体性智)を、始めもなく終りもなく、常恒に、自らの法楽(自受法楽)のために、説き続ける「智法身」(自受用身)。
●金剛界大日如来は、「一切義成就菩薩」(=釈迦)が一切如来たちに「五相成身観」を教示され、その観法によって仏身円満となり、一切如来たちに加持されて一切如来たちの代表の「一切如来」(毘盧遮那如来:報身・受用身)となったもの。