愛欲に溺れる人間も本来は清浄であることを仏格化した金剛薩埵を主尊とし、四金剛菩薩と四金剛女菩薩を周囲に配した『理趣経』に基づく集会図。
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●『理趣経』に基づき煩悩(の本性清浄)即菩提を内証とする金剛薩埵を主尊とし、初段の「十七清浄句」を代表する欲金剛、触金剛、愛金剛、慢金剛の四金剛菩薩を東南西北に配し、欲金剛女、触金剛女、愛金剛女、慢金剛女の四金剛女菩薩を東南・西南・西北・東北に配する集会。
●外枠の四隅に内の四供養菩薩、中ほどに四摂菩薩。
●行者は、金剛薩埵や四金剛菩薩との「入我我入」により、大日如来(の三密)と自己(の三密)とが不二一体となるをめざす。